リピテション・・・
役者関係者でも一般には、聞き慣れない言葉だと思う。
相手とセリフをやり取り…という事を練習する、一つの手法だ。
当アクターズワークスのエクササイズクラスで使っている。
そして月一回、キープアップの為に、
久々にリピテションのお写真を!
演技においての「感情」の取り扱い方。
もう、何十年も芝居やってて、未だに霧の中だ。
個人レッスンをしているとある若手女優さん。
彼女は私なんかより、よっぽど演技における感情表現は豊かだ。
ま、ぶっちゃけ、さっさと泣ける。
その彼女が、先日、現場で「泣けなかった!」と落ち込んでいた。
どうしてだろう?と聞かれた。
私は、考えられる事をいくつか話したが、
エクササイズクラスで説明することなのだが、
演技ではその感情を「表現」する。
もちろん、演技はフィクション。台本があるのでその感情を、爆発させるのか、押さえた表現をするのか・・・。
役者が、その台本に臨む前の基礎練習として、人間が感じる様々な感情を感じ取って表現する練習。それをエクササイズクラスでやる。
スポーツ選手が競技の前に筋トレするように・・・。
スポーツ選手がその人その人によってどういう筋トレをしたらいいか違うように、感情表現も各々の役者によって違いがある。
私自身、散々、エクササイズクラスで「感情」
先日の舞台でも、
ただ「泣けばいい」「笑えばいい」ということではないのはもちろんだが、具体的にそれが要求されることもある。
それが役者という仕事だ。
そのために自分の身体を知って、コントロールの術を身に着ける。繊細で根気のいる仕事。
先述の若手女優さんへの究極の答え。
「役の人物の置かれた状況を丸ごと信じられること」
だ。
こんなにも理屈並べて、最後はそれかよ!!!という感じだが、この一つのことがいかに難しいことか・・・・。
★ブログ
先日のショートシーンクラスをアップしました。
★4月のリピテションクラスの「目的ゲーム」やりました。詳細をアップしました。
★ハラスメントについても少し書き添えました。
★メンバー対応の「個人サポートクラス」を新設しました。