複数シーンクラス・・・小川絵梨子WS以来、キャラシーンをやって思うこと。

今年に入り、ペーター・ゲスナーさんや小川絵梨子さんなどのWSが続き、役者としてもトレーナーとしても色々勉強になった。

 

世間ではマイズナーテクニックやら、メソッドアクティングなどは、演技が「感情」に左右され過ぎている旨が、よく取り沙汰される。

 

小川絵梨子さんなどは、ご自身がアクターズスタジオ出身でアメリカでのキャリアがおありになるから、逆にこの弊害に敏感かつ対処方法を熟知していらっしゃるように思われる。

 

日本でしかキャリアのない私は、小川さんが「なぜそこまでそのことに力を入れるか・・・?」不思議に思ったこともあるが、メソッドアクティングに席巻されていない日本でも、結局その部分は変わらないようだ。

アクターズワークスのWSにおいても、エクササイズクラスの時の感情が強烈な印象なので、それを追いかけてしまう・・・求めてしまう・・・という意見は以前からあった。

 

また、ウチのシーンクラスは2人のシーンなので「複数で練習したい」などの希望もあった。

 

 

そこで、小川絵梨子さん・ペーター・ゲスナーさんのWSを受けて

複数で・・・

感情に引っ張られず・・・

「外に軸を立てて」「自分以外にフックをかける」(小川さん用語)

 

などをキーワードにシーンクラスを作ってみた。

 

初日、「大丈夫かな・・・上手くいくかな・・・」と不安だったが、コレが、いい出来だった!!!

トレーナーとしては「ちょっといいかも!」と自画自賛の「複数シーンクラス」完成!

 

なるほど、ここなのか!これなのか!・・・みんなが知りたがっていたのは・・・。

ペーターや小川さんのおかげで、やっとまとまった感じがする。

これからは、これをシーンクラス終了メンバーを対象にやって行けば更に解りやすくアプローチ出来る自信が・・・ちょっとだけ・・・できた。

 

 

ただ、これは私の偏見かもしれないが、自分の感情に引っ張られるのはやはり現場経験の少ない人が多いように思う。

「リアリティ」と言っても、所詮はフィクションの作品を創造するためのものである。

そこを忘れては、「リアリティ」もへったくれもない。

俳優も演出家も、脚本家も、見ている人がいて初めて輝ける職業だ。その「目」なしには何にもないことを忘れてはならないと思う。